多発性硬化症の治療について/札幌訪問専門『みつばち治療院』

多発性硬化症とは

多発性硬化症は脳や脊髄(せきずい)が部分的に硬化する病気で、国内では約13,000人の患者数が認められる特定疾患に認定される指定難病ですが、患者数は年々増加する傾向にあります。

世界的には300万人の患者が苦しんでいる状況で、欧米諸国での発症率が高くアフリカやアジアでは比較的少ない病気だと言われています。患者の多くは白人の欧米人であることから欧米諸国では広く知られている病気の1つだと言えます。

多発性硬化症は神経を包む組織であるミエリン鞘(さや)が複数箇所で破壊され硬化することから、multiple sclerosis(マルチプル・スクローシス)と呼ばれていて、国内でも多発性硬化症は通称MSと呼ばれます。

複雑な電気回路にも例えられる人間の神経系の中で、1つ1つの神経繊維は回路を繋ぐ繊細な電線です。電線を保護するために被せられているビニールがミエリン鞘だと考えると理解しやすいのではないでしょうか?

多発性硬化症は神経を保護するミエリン鞘が破壊されてしまう病気ですが、幸いにもミエリン鞘の組織は再生されるので、症状が安定さえすれば多発性硬化症は治癒することができる病です。

多発性硬化症の治療方法

多発性硬化症は比較的若い人に発症しやすい病気で、男性よりも女性の発症率が高い傾向があります。具体的な症状として「突然目が見えなくなる」や「しびれで腕が上がらなくなる」、「入浴時に温度を感じられなくなる」などがあります。

多発性硬化症は「再発寛解型」、「二次進行型」、「一次進行型」の3タイプに分けられますが、欧米や日本で発症率が高いのは発症と症状が治まる寛解(かんかい)を繰り返す「再発寛解型」の多発性硬化症だと言えます。

現在多発性硬化症の治療法としてはステロイドを大量投与する「ステロイド・パルス療法」が一般的ですが多くの場合、多発性硬化症は再発を繰り返すためこの療法と再発を予防するβインターフェロンを投与する治療が行われます。

多発性硬化症は日本国内では厚生労働省指定の特定疾患である指定難病なので、医療機関で行われるこれらの治療に関する医療費は免除されます。

近年の研究で多発性硬化症は、本来ウィルスや細菌などの外敵と戦い体を守ってくれるはずのリンパ球が、誤って自分の細胞を攻撃してしまう「自己免疫疾患」によって引き起こされることが確認され、免疫学や分子生物学の分野の研究を活かした治療法の開発が急速に進みつつあります。

多発性硬化症のリハビリ治療

ステロイド・パルス療法やβインターフェロンの投与で多発性硬化症を治癒することは可能ですが、現在の医療では多発性硬化症を完治させることは難しいと考えられています。

たとえ症状が治まっている寛解期でも、体内ではミエリン鞘が破壊され続けていると考えられているため、治療やリハビリを行わないと体の機能が徐々に悪化し、歩行障害や肢体不自由な状態に陥るケースもあります。

多発性硬化症を発症した患者は身体機能の低下が多く認められます。身体機能の低下を予防し体力を維持するためには、筋力トレーニングを中心としたリハビリを行うことが重要です。

しかし、運動や運動による体温上昇で神経伝達障害が生じる可能性や、過度の負荷をかけて行う筋力トレーニングは全身の疲労感やしびれや痛みの増強などの可能性もありますので、軽めの負荷で適度な休憩を挟みながらのリハビリを行いましょう。

スポーツジムのマシーントレーニングよりもストレッチやヨガ、ウォーキングなどは無理のない程度の運動量のコントロールが可能なうえに、体力や筋力の維持を行えることから多発性硬化症のリハビリには適した運動方法だと言えます。

多発性硬化症の鍼灸治療

医療機関で行われる西洋医学の治療法は、多発性硬化症の症状を劇的に改善させることができるので、多発性硬化症を発症した際には非常に有効的であると言えます。しかし、多発性硬化症は神経系の疾患を引き起こすことから東洋医学の鍼灸治療も効果的だと考えられています。

鍼灸治療では多発性硬化症が中枢神経や自律神経に影響を及ぼすことに注目し、これらの神経に効果のあるツボに鍼灸による治療を施すことで、多発性硬化症の症状が治まっている寛解期を長期化することや、多発性硬化症によって引き起こされた神経障害の改善治療を行っています。

医薬品の投与で確実に症状を緩和することができる西洋医学と違い、東洋医学である鍼灸治療は施術後すぐに劇的な効果が表れないケースもありますが、体に対する負担は西洋医学よりも軽いと考えられているため、長期間に及ぶ多発性硬化症の治療方法として鍼灸治療は有効な治療方法の1つだと言えるでしょう。

鍼灸院によっては多発性硬化症の鍼灸治療に30年以上も取り組み続け、治癒した例や症状が改善した例が患者の85%にものぼる鍼灸院も存在します。多発性硬化症の治療方法として一般的に医療機関で行われている西洋医学の治療と、自分で行うリハビリ、さらに鍼灸院で施術する鍼灸治療を取り入れ体にあった治療方法を探るのが、多発性硬化症の治療方法として最善な方法ではないでしょうか。

当院は自宅へ訪問して治療をおこないます

当院では札幌で多発性硬化症の症状で悩んでいる方はもちろん脳梗塞後遺症やパーキンソン病など寝たきりや歩行困難な方のお宅に訪問させて頂きリハビリやマッサージ鍼灸などで少しでも痛みの緩和や改善、楽な生活を目指して治療をおこなっております。当院では初回はどんな先生が来るの?どんな治療?どんなことをしてくれるの?・・・不安に感じている方も安心して頂けますように、訪問治療をご利用頂く前に必ず無料体験をさせて頂いております。

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