パーキンソン病のリハビリとマッサージ/札幌訪問専門『みつばち治療院』

パーキンソン病は神経の病気で50歳代から発症することが多いと言われています。
最近では50代よりも前に発症する方もいますし、70代や80代になってから発症する方も増えています。
パーキンソン病は原因が不明なので病気の診断もなかなかつかないし、やる気がしないからと言って動かないでいると次第に悪くなって寝たきりになってしまいます。

パーキンソン病の症状にリハビリやマッサージはおすすめ

当院ではパーキンソン病の患者様を診ていますが、本当にリハビリやマッサージが効果的だと実感しています。
特に症状が重くなる前の早めのリハビリやマッサージが本当に効果的です。

パーキンソン病では、病気の進行と同時に筋肉や関節の動きが順々ににぶってしまいます。
「動けない」、「動かせない」と身体を動かないでいると、関節の動きが悪くなり(関節拘縮)、筋肉が細くなってきて(筋萎縮)どんどん動きにくくなり、日常生活の動きが不自由になるという悪循環なってしまいます。
この悪循環をストップさせるには、介護施設でおこなう専門的なリハビリや、訪問マッサージ、自宅でも日常的なリハビリを加える事が本当に大切だと思っております。

パーキンソン病の自宅でのリハビリについて

今回は家でも簡単におこなえるリハビリもご紹介します。
苦痛にならないリハビリやマッサージをおこなって、メリハリをつけた生活を心がけてみてください。

マッサージ・リハビリと言っても理学療法士さんやあん摩マッサージ師さん・鍼灸師さんと一緒にするリハビリやマッサージを毎日しようと思うとおっくうですし疲れますよね。

まずは、自分でできることは自分でやる!!
それだけでも立派なリハビリです。

「今日また、リハビリをしなかった」と落ち込まないで、「トイレに歩いて行った」、「楽しい音楽を聴いた」それでまずO.K.です。

特に退職した男性は家で過ごすことが多くなってしまうので、意識して外出するように心がけてください。

誰かに会ってたわいのないおしゃべりを楽しむ。これも立派なリハビリですし、好きだった歌を歌ってみるのもいいですし、実は日常生活の中にもいろいろ動作でリハビリの効果があるんですよね。

次は少し手を動かしてみましょう。手の曲げ伸ばしでもいいです。実際にやってみてできると、うれしくなります。
でも逆にできなかったら?もっと気持ちが落ち込むかましれません。

そんな時は、それは今の自分の体を知るチャンスだと思ってください。

今の自分には手をまっすぐ伸ばすことが難しかった。ではどの位まで伸ばせる?硬くならないように伸ばせるところまで伸ばしていきましょう。
少しずつほかの動きも試して、今の自分は何ができて何ができないかをきちんとわかっておくことが大切です。

以前知人が、高い所にどこまで届くか友人と競って肩を痛めてしまったそうです。
知人は、自分の肩があまり動かないことを知っていたらそんな無茶なことはしなかったのに、と嘆いていました。

高齢になってくると、パーキンソン病にかかわらず体が少しずつ動きにくくなってしまいます。
自分の体をよく知って、動くところはどんどん使い、動きにくいところはどういうリハビリをしたらいいかを理学療法士さんやマッサージ師、鍼灸師さんと一緒に考えてみてください。

そして生活の中の動きをリハビリにする方がリハビリが長続きします。

それからご家族の方はあまり心配しすぎないで見守るように心がけましょう。
「必要な時だけお手伝い」といった感じで良いと思います。

パーキンソン病のおすすめ健康法

呼吸の改善
姿勢が前かがみになって悪くなると、呼吸が浅くなってしまいます。顎をひいて背中を伸ばして深呼吸をします。
このとき深く呼吸ができていない感じがしたら、体が硬くなってしまっているかも。
体をゆっくり前後に倒したりして体を大きく動かすと体がほぐれますよ。
歌を歌っても呼吸が深くなります。

椅子に座る
椅子に座ったり立ったりすると、足腰の筋肉を使います。
できそうな時は、1回でも2回でも多く立ったり座ったりしてみてください。
立つことが難しいときは椅子を高くすると立ちやすくなります。バランスを崩さないようにテーブルに手をつけて立ってみてください。

座ってテレビを観ているときは、足の裏を床につけて背中を伸ばす癖をつけておきましょう。姿勢がいいと身体の血の流れが良くなりますし、筋トレ兼リハビリにもなります。
歩く時も、食事の時も意識することで最初は辛いかもしれませんが、継続することによって呼吸も楽になります。

また、首を左右にゆっくり傾けたり、右を向いて左を向いたりして首を動かしてください。両手を組んで首の後ろにあてて首を後ろに倒すと首がほぐれます。ただし無理は禁物ですよ!

食事について
高齢になると噛む力が弱くなり唾液の分泌も減って飲み込みにくくなります。
特にパーキンソンの方は嚥下障害になりやすいので、誤嚥して肺炎にならないように、上半身は起こして顎をひくことを意識してみてください。顎が上を向いていると誤嚥しやすいです。

料理も一工夫が必要かもしれません。料理が固くて飲み込みにくくなったと感じてきたら、柔らかくなるまでコトコトよく煮ましょう。

噛まなくていいからと細かく刻むと口の中でいつまでもまとまらず、かえって飲み込みにくくなります。
スープなどサラサラしたものはとろみをつけると、むせずに飲み込めます。トロミがあまりベタベタだと逆に飲み込みにくくなってしまうことがあるので、どの位のトロミがいいのかを病院で相談してください。

飲み込みをよくするリハビリは、歯磨きなどで鏡を覗いたときに、驚いた顔、にっこり笑った顔などいろいろな表情をしてみましょう。頬をふくらませたり、すぼめたり、唇を舌でなめるなど口の周りの筋肉を動かしておくと、食べたりしゃべったりしやすくなります。声を出して本を読むこともおすすめです。当院では飲み込みを良くしたり誤嚥防止を防ぐために顎や首の周りをマッサージや鍼灸をおこなっております。

パーキンソン病の歩く練習や症状
パーキンソン病の特徴的な症状の1つにすくみ足や小刻み歩行、突進歩行といった歩行障害があります。

家の中を歩くとき、カーペットなど意外とわずかな段差あるので注意が必要です。
またコードが絡まって転倒してしまうこともあるので、段差をなくす、コードが邪魔にならないように束ねる、などご家族の方は歩きやすいように工夫してみてください。

パーキンソン病の方が歩く時に気をつけることは、
・体が前のめりになってしまいがちなので、顎をひいて背中を伸ばすように意識します。
・呼吸を整えて気持ちを落ち着かせます。
・「イチ、ニ、イチ、ニ」とリズムをとりながらかかとから地面につけて歩きます。
・歩幅が狭くならないように床の模様など目印を見つけて少し大股で歩くことを意識してください。
・狭い場所にいる時や歩く向きを換える時など不安や焦りがあるとすくみ足になりやすいです。手すりや家具に捕まって、外出の時は杖や歩行器を使えば気持ちが落ち着きます。

パーキンソン病の方は、リズムが不規則に変化してしまいがちなのでスムーズに歩けなくなるといわれています。

明るい音楽を聴いてリズムをとるようにしましょう。みんなと好きな音楽に合わせて体を動かしたり歌ったりするともっと楽しいです。

他にも片足で立ったり膝立ちで歩いてみたり。転ばないように、無理しすぎないように気をつけておこなってみてください。

外出について
気分転換に外出しましょう。外に出るのに身だしなみをととのえて、着替えるときバランスを崩しやすいなら座ればいいです。転ばないことが1番大事です。

服はゆったりとした前開きだと着替えやすいですしボタンを留めてもいいし、難しいときはスナップボタン、ファスナー、マジックテープでしめてもいいと思います。

裁縫が得意な人に、お気に入りの服を一人で着られるようにリフォームしてもらってみるのもひとつの手です。もちろんご自分でリフォームすれば立派なリハビリにもなります。どうしたらスムーズに着られるようになるかを本人に考えてもらうのも頭の体操にもなります。

掃除をしながらリハビリ
掃除機を動かすのが難しいときはモップで床を拭いたり、手をゆっくり大きく動かして棚を雑巾で拭いたり、今の自分にできそうな掃除の仕方を見つけてみてください。掃除をして部屋がきれいになると気持ちがいいですしリハビリにもなるので一石二鳥です。

トイレは早めの行動
トイレに行こうとあせって足が動かなくなり転倒する方が非常に多いです。
思うように動けないときは、早めにトイレを心がけるのも大切です。
また、洋式のトイレで手すりがつけてあると安心ですよね。

お風呂について
入浴は体を清潔にし、血行がよくなりリラックスできるのですが、転倒や温度差が心配です。
冬は脱衣場を暖かくする、お風呂場には手すりをつける、浴槽に入りやすくするためにシャワーチェアを置く、転倒防止に滑り止めマットを敷く、など工夫すれば安心して入浴できます。

体調がいいときに、体力を考えて入浴時間があまり長くならないようにご家族も気をつけたいですね。

寝るときについて
布団よりもベッドのほうが立ち上がりやすいです。ベッドに横になっているとき、壁に両足をつけて足のストレッチ。膝をたてて左右に倒しても腰が伸びて気持ちがいいですよ。

毎日の生活の中で、楽しんでリハビリを続けていきましょう。

また、お風呂やトイレ、ベッドなど少しでも住宅改修が必要な場合はケアマネージャー様に相談してみて下さい。

 

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当院は自宅へ出張をおこない鍼灸やマッサージ、リハビリをおこないます

当院では札幌で脳梗塞の後遺症やパーキンソンなど寝たきり、歩行困難で困っている方に少しでも役に立って頂けるようお宅に訪問してリハビリやマッサージ、鍼灸などで痛みの緩和、改善などもちろん、患者様1人1人との会話やコミュ二ケ−ションにも力を入れて治療をおこないます。

パーキンソンでお悩みの際には、ぜひ実績験豊富な札幌訪問専門「みつばち治療院」にお任せください。

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