大腿骨骨折後遺症とは、人間で1番長い骨である太ももの骨の大腿骨と言う所が骨折したことにより、生じる後遺症のことです。人間においては強い骨の1つとも言われていますので、なかなか折れない骨ではありますが、様々なことがきっかけとして折れてしまうことがあります。大腿骨の骨折後発部位として、頚部と言う所と骨幹部と言うところが多く、若い方であると交通事故で車のフロントガラスのなどが太ももに当たってしまったり、ラグビーやアメリカンフットボールなどのプレイ中に太ももにタックルを受けてしまった際に骨幹部が骨折してしまうことが多く、高齢者であると路面が滑りやすい画面や雪の日に転倒をしてしまうことによって頚部を折ってしまうことがほとんどです。その骨折部位を中心とした筋肉の拘縮や短縮といった症状が起き、足の長さや太さが変わってしまうこともあります。また高齢者に多発する大腿骨頚部骨折を起こしたことにより、歩くことが出来ずに車椅子や寝たきりなどといった生活になってしまうこともあります。いずれにせよ大腿骨が骨折したことにより、正常時に出来ていたことが出来なくなってしまったことを総称して後遺症と呼ぶのです。
大腿骨骨折後遺症の症状と注意しなければならない点
大腿骨骨折後遺症の症状として、骨折した部分を中心とした強い疼痛により歩行困難や筋肉の激痛に襲われます。痛みの度合いは骨折の程度により、ヒビが入ったのみの不全骨折であればさほど強くなく、完全に折れてしまっている完全骨折であると疼痛の度合いがとても強く、治癒までに多大な日数がかかってしまいます。大腿骨骨折時に注意しなければならない点として、その骨折部位に対して強い衝撃や体重などを乗せること（荷重）をかけない方が良いと言ったことが挙げられます。また高齢者の大腿骨頚部骨折において、軽度の骨折であると大腿骨骨折に気づかず歩いて病院や接骨院に出向くと言うケースもあります。もし周りに高齢者の方で、股関節周りや太ももの痛みが長期間取れないと言っている方は大腿骨頸部骨折の可能性があります。大事をとって病院に行き、レントゲンやMRIなどを撮ることが好ましいでしょう
大腿骨骨折後遺症の手術とリハビリ
大腿骨を骨折した際にはすぐに手術が行われます。手術の方法として骨の中心部にある髄腔に対して、骨端から金属製の長い棒を打ち、骨折した部分を固定する「髄内釘固定」と言う療法、金属製のプレートを骨折し部分にあてて、ネジで骨を留めて固定する「プレート固定」と言う療法、骨が体外に出てしまう開放骨折や骨がばらばらに砕けてしまう粉砕骨折などの際に、骨にワイヤーやピンを打ち込み、骨折した部分を皮膚の外側から固定する「創外固定」と言う療法などがあります。いずれにせよ手術の後は、保存療法と言う動かさずに太ももを釣り上げて固定したり、牽引療法、ギプス固定などと言った方法が行われます。その方法により手術した場所の傷口が治癒されたり、筋肉に力が入るようになる、骨融合が少しずつ行われている状態になってから初めてリハビリが行われていきます。骨折してから大きく期間が空き、体重を乗せられる身体でない場合がほとんどですので、まずは体重を乗せるリハビリから始まります。歩行器などを使用した歩行訓練などが行われたり、股関節の可動域が狭くなってしまったのを少しずつ広げていくROM訓練などが最初のリハビリです。その他より筋肉の出力が発揮されるようになってくるとアイソトニックトレーニングと言うトレーニング方法や、筋肉の緊張を緩和するための筋膜リリースなどといった手法をその日の状態に合わせて行い、よりリハビリの強度や質を上げていきます。
大腿骨骨折後遺症の鍼灸やマッサージの有効性
病院から退院したり、リハビリが終わっても後遺症に苦しんでしまうことが少なくありません。病院から退院しても本調子でないことが多いので、本調子に戻したいのであればまた別の方法を取らなければなりません。その方法の1つとして鍼灸やマッサージなどが良いのではないかと言う考え方があります。鍼灸はハリを使用することにより、骨折付近の奥深くの筋肉の緊張を緩和させたり、その筋肉に対して機械的刺激により血流量を促したりすることによって、治癒を促すことが期待できます。マッサージも同様で、筋肉に対してマッサージを行うことにより、欠乏している血液の量を増やしたり、血流を促進することが期待されますから鍼灸やマッサージなどといった手法は良いと言えるでしょう。特に鍼灸はWHO（世界保健機関）などでも有効であると言うことが言われているため、病院でいまいち治りきらなかったと言う場合には鍼灸を利用してみましょう。結局のところ、血流が良くないと治りが遅くなってしまいます。血流が良くなるようなアプローチを積極的に行うようにしていくことが大事です。
当院は自宅へ訪問してマッサージ、リハビリ、鍼灸をおこないます
当院では札幌で大腿骨の骨折や他の部位を骨折している方や
脳梗塞の後遺症など寝たきり、歩行困難で困っている方に少しでも役に立って頂けるよう
お宅に訪問してリハビリやマッサージ鍼灸などで痛みの緩和、改善などもちろん、
その人にあった筋肉が落ちないようなリハビリをおこなっております。
また、治療はもちろん、患者様１人１人との会話やコミュ二ケ−ションにも力を入れております。
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